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 (このコラムにはカエルが登場します。そしてカエルに対する残酷な描写が含まれます。そうした描写がお嫌いな方は、「生ガエル(安心バージョン)」をお読みください。残酷な描写を削除した内容となっています)

 ウシガエルというカエルがいて、これは食用ガエルとも呼ばれます。私は日本の中華レストランで、このカエルの脚を揚げたものを食べたことがあります。なかなかアッサリしていて「鶏肉よりも上品な味だ」と思いました。

 ですから、カエルを食べること自体には驚きません。しかし先日、マンハッタンのチャイナタウンをぶらついている時、ふと立ち寄った魚屋で、生きたウシガエルが売られているのを見た時は少し驚きました。ポリバケツの底に水がはられ、15センチから20センチくらいの青やら黒やらのウシガエルがひしめいているのです。値段の書かれた厚紙が貼られていました。

 田鶏
 2.79/lb

 「田鶏」というのは中国語でカエルを意味するようです。1ポンド(約450グラム)が2.79ドルという換算で売られているわけです。私が時々利用するチャイナタウンの別の魚屋では、カエルを売っているのを見たことがありません。どうやら、魚屋ならどこでも売っているわけではないようです。そこで、チャイナタウンの主な魚屋を回り、果たして何軒でカエルが売られているのか調べてみました。

 調べた魚屋の数:13
 そのうちカエルを売っている店:4
 そのうちカメ(スッポン)を売っている店:2

 調査を行った日はとても寒く、チャイナタウンをくまなく歩き回って全魚屋を調査することはできませんでしたが、カエルを売っている店は、特にMott Streetに集中していました。リトル・イタリーのすぐ隣の通りです。カメラを出してカエルの写真を撮ろうとすると、魚屋のおばちゃんに「ノー・ピクチャー!」と言われ、私は撮影ができませんでした。しかし、RK Chinという人によるチャイナタウンの紹介ウェブサイトで、カエルの写真を見ることができます。

 やはり、生きているカエルを買い、生きたまま持って帰るのでしょうか。そして、包丁でグサリととどめを刺し、それから皮をむいたりするのでしょうか。

 私は皮をむくところまでは想像できます。島根県松江市の少年時代、田んぼでのザリガニ釣りが流行りました。年長の子供たちが、ザリガニ釣りの餌にはカエルが一番だと教えてくれました。今思い出すと残酷ですが、小さなカエルを地面に叩き付けて殺し、足の指をちぎって、そこから全身の皮をむいていくのです。薄いビニールの膜がペロリとむけるようでした。皮がむけると、カエルの体はほとんど半透明で、内蔵や血管が透けて見えました。

 皮をむいた後、どんなふうに調理を進めるのでしょう。それとも皮は付けたまま調理するのでしょうか。ぜひ一度見学させていただきたいです。(細田雅大)

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