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上映会の主催者に聞きました

島根県松江市で『フォーチュンクッキー』上映会を開くSさんとMさんに、上映会にかける思いを聞きました。どうしてもこの映画が観たくなったSさんとMさんは、松江市では上映されていなかったので、わざわざ広島まで観に行かれたのだそうです。

聞き手:細田雅大

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この映画を観ようと思ったきっかけは?

 

Sさん 予告編がすごくキャッチーで、面白そうだったんです。そんな簡単な理由です。

 

広島まで観に行かれたわけですが、広島には何か別の用事があって、そのついでに映画を観られたのですか?

 

Sさん いえ、どうしても観たくて、この映画を観るためだけに、広島まで行ってきました。

 

それだけの魅力が予告編にあったということなんですね。

 

Sさん アフガニスタンから避難してきた若い女性が、クッキー工場でメッセージを書く仕事を任されたことをきっかけに、新たな出会いを求めて一歩を踏み出す、温かい作品です。派手さはないのですが、評判通りとてもいい作品で、勢い余って翌日には配給会社に連絡していました。

 

実際に映画を観たら、予告編から想像した通りの内容でしたか?

 

Sさん 想像していたのとは、大きく......いや大きくでもないかな......違いましたね。

 

まだ観ていない人に、この映画をひとことで説明するとしたら?

 

Sさん そうですね......。予告編からは、とても想像できないところに着地する映画です。

 

Mさん そうそう。絶妙な感じで終わるんです。

 

観終わった時に、楽しくなってるんでしょうか? 悲しくなってるんでしょうか?

 

Sさん 楽しくも、悲しくもならないです。感情が大きく波打つわけではなくて、ただ、淡々と始まり、淡々と終わっていきます。

 

そう聞くと、なんだか全然面白くなさそうな映画ですけども......(笑)。

 

Sさん もちろん、面白いシーンもたくさんあるんですけど、ゲラゲラ笑うのではなくて、クスクス笑うというか......。

 

Mさん じんわりと、なんだか温かいものが残るというか......。出てくる人がみんな、心細そうな顔をしているんですよ。だけど、みんなチャーミングで......。最後に、とても良いものを観たなと思える作品なんです。

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