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夜飯に食べたくなるハンバーガー

02年09月17日
 

 日本ではまずなかったことですが、アメリカに来てからは、夜にハンバーガーを食べることが多々あります。バーのフードメニューの中でも安くてボリュームがある上、当たりはずれが少ない(たとえはずれたとしても、ファーストフードのものよりは、よっぽどうまい)という、どちらかというと消極的な理由で、最初は頼んでいたように思います。

 ですが、こちらでの生活ももうすぐ3年目を迎える今では、分厚いパンに作り立てのジューシーな肉&トロトロのチーズがはさまった極上のバーガーを、ときどき無性に食べたくなるようになりました。そんな時にはビールとバーガーがうまいバーに直行します。

 ジャンクフードのメッカ、アメリカでは、あまり健康的とはいえない、このような食べ物を口にする機会が増えます。最初はとても食べ切れなかった、付け合わせのフライドポテトの山も、今では軽く平らげられるようになったほどですから、慣れというのは恐いものです。

 アメリカでは、今すごい勢いで肥満の人の割合が増えているそうですが、小さいころからジャンクフードを頻繁に口にしていれば、太るのも無理ないだろうと思います。

 かく言う私も3年弱で5キロ体重が増えました。そして、腹周りもでっぷりとしてきて……。やっぱり和食は偉大です。(ヤマモー)

根菜ビーツの「真っ赤な」真実

03年05月01日

(トイレの話なので、食事中の方は気を付けてください)

 暖かくなり、日も長くなって来て一気に初夏を迎えつつあるニューヨーク。4月になってから雪が降るなど、今回の冬は、ここ数年で最も寒さが厳しく長かっただけに、初夏の到来がなおさらうれしく感じられます。

 そんな寒さのせいか、この冬は、やたらとスープを飲んだ気がします。チキンヌードル、ミネストローネ、クラムチャウダー、コーンチャウダー、ガンボ、ピクルス・スープ(みじん切りのピクルスと野菜がたっぷり入っている。東欧では定番らしい)などなど、デリやカフェ、ダイナー、レストランと、いろんな場所で注文しました。

 中でも印象深いのは、ビーツ・スープです。ビーツ(beet)はカブ科の、こちらでは定番の根菜です。赤い色のものが最もポピュラーで、ビーツ・サラダはレストランのメニューとしてもよく見かけます。甘味がほんのりあって、しゃきっとした舌触りが美味。

 そんなビーツをたっぷり使ったスープを、1月の寒い夜に友達が作ってくれました。真っ赤なスープは、一見クランベリージュースのような色です。よく煮込んだ牛肉と、直前に加える大さじ1杯ほどのサワークリームとの相性もばっちり。あまりのおいしさにお代りをしたほどです。

 しかし、印象深いのはその次の朝の出来事です。起き抜けで寝ぼけたままトイレに行き、大きい方をしました。すべてが終わり拭き取ったトイレットぺーバーを見ると、真っ赤ではありませんか!

 「出血? 痔? それとも?」とびっくりしつつ便器の中をのぞくと、「大」そのものも赤色でした。スープを作ってくれた友達に問い合わせたところ、ビーツを食べた次の日は、そうなることが多いと教えてくれました。

 初めてイカスミのスパゲティーを食べた次の日のトイレもびっくりしましたが、ビーツ・スープもそれに匹敵するほどの驚きでした。皆さんもビーツをたくさん食べた次の日のトイレでは覚悟しといてください。(ヤマモー)

豆腐でなんちゃってフレンチフライ

03年06月20日

 マーサ・スチュワートが彼女の番組で紹介していた、なんちゃってフレンチフライ「Soy Sticks」のレシピを家で試してみました。というか、同居人にこのレシピがいかに素晴らしいかを力説して作ってもらった、というのが本当のところですが。

 水気を切った木綿豆腐を棒状にカットしたら、塩、コショウをして、ブロイラー(オーブン)に入れ、2~3分毎にひっくり返しながら10分すれば出来上がり。見た目は、こんがりきつね色で、フレンチフライに見えなくもありませんでしたが、味はまったく別物でした。当たり前ですが、油揚げ、または厚揚げをトースターで焼いたような味で、マーサが言っていた「味の方も驚くほどフレンチフライにそっくりなんですよ」という言葉を信じた自分がバカだったというところでしょうか。

 ただ、このなんちゃってフレンチフライ、ケチャップとマヨネーズ、そしてマスタードとの相性が抜群に良くて、これは新たな発見でした。新しい豆腐料理を開発中の方は参考にしてみてください。(ヤマモー)

大好き!食べ物取材

03年08月28日

 しばらく御無沙汰していたのですが、最近、レストランやバー取材を再開しました。週1回ぐらいの割合で取材をしているのですが、レストランやバーの種類も毎回まったく違うので、いつも楽しくやっています。贅沢ですが、これが毎日のように立て続けに行くとなると、「またかよー」という気持ちになるし、腹はもたれっぱなしになるしで、心から堪能できなくなってしまうのです。そういう意味では、週1ペースは理想的な頻度と言えます。

 先週末は、イタリア人カップルがやっているワインバーの取材に行きました。まるで普通の家のようなこぢんまりとした店で、イタリアの片田舎をほうふつとさせる内装も中々でした。そして、スタッフはみんなイタリア系で、人情味あふれるもてなしをしてくれました。

 キッチンは小さく、火を置いていないので、フードメニューはチーズやハム、サラダ、サンドイッチなど簡単なものしかありません。あまり期待していなかったのですが、イタリアからわざわざ取り寄せた食材などもあって、すべて激ウマでした。

 間違いを恐れずに言うならば、取材に訪れて一番気前良く料理や酒を出してくれるのは、イタリアンだと思います。今回はバーでしたが、やはりイタリア気質そのままに(?)すごい量の料理を出してくれました。同僚を誘ったものの、その日はあいにく誰も来ることができずに、私1人での取材でした。ですから大量の食べ物を前にして「もったいない」という気持ちでいっぱいになりました。

 しかし、たくさんの料理を振る舞ってくれることを予想していたので、腹ぺコで参上した私は、スピードこそないものの、コニーアイランドのホットドッグ早食い競争の日本人選手並みの食いっぷりで店のスタッフをびっくりさせました。

 あまりのうまさに、もしかしたら知らないうちに食べながら笑っていたかもしれません。シェフから「お前の食べているところを撮影させてくれ」と逆撮影をされてしまいました。さらに、黙々と食べ続ける私を見たウェイターからは、「そんなに食べて大丈夫か? しまいには車椅子が必要になるんじゃないか?」と冗談めかして言われても、私は食べる手を止めませんでした。

 アメリカの基準ではやせて見える私(日本の基準ではかなり肥えてきてます)が、バクバク食べる姿はこちらのレストラン&バーではかなり好感度が高いようで、食べ物取材はいつもスムーズにいきます。「これってもしかして天職?」という思いもよぎりますが、食に対する知識もこだわりもないので、極めることは難しそうです。

 しか~し、海外版「食いしん坊万歳!」をお考えのテレビ関係の方、レポーターにはぜひ私を起用してください! (ヤマモー)

ディナーのホントの意味

04年12月10日

 私は、雑誌「U.S. FrontLine」で「食いしん坊凡才!」という食べ物をテーマにした連載を担当しています。最新号12月2週号(No.240)では、今年、初体験した本格的な感謝祭のディナーについて書きました。以下にその一部を抜粋します。

 毎年、11月最後の木曜日にやって来る感謝祭。これまでも同居人がターキーを焼いてくれたり、日本人宅に招かれての感謝祭パーティーに参加したことはあります。でも、感謝祭のディナーは家族が集って午後2時に食べるのが正式なものとかで、今回その正式バージョンを晴れて体験できたのです(それにしてもまだ明るい2時に食べる食事がなぜ「ディナー」なのか?)。

 最後の()部分の疑問は、前からずっと気になっていたのですが、最新号がオフィスに着いて間もなく、ある同僚が以下のような文面をメールで送ってくれ、謎を晴らしてくれました。

 「食いしん坊凡才!」で「なんで昼に食べるのにディナーっていうの?」という記述がありましたが、「ディナー」は「夕食」ではなくて、「1日のうちで最も大きな食事」という意味があります。そのため、感謝祭やクリスマスなどで昼間に「ディナー」を食べる時は、夕食時には「サパー(supper)」を取ります。辞書で引くと「サパー」に「夕食」という訳があります(ちなみに「ディナー」には「夕食」という訳はありません)。私も、昔コロラドで留学していた頃、ホストファミリーと住んでいる時に初めて知りました。ちょっとアメリカの文化も関係していておもしろいと思います。ほかの誰かからつっこみが入っているかもしれませんが、念のため。

 確かに辞書を調べてみると「ディナー」の意味として真っ先に載っているのは正餐(せいさん:1日のうちの主要な食事)となっています。補足説明で「通例、夕食」とありますが、ディナー=夕食というわけでは決してないということですね。前から「サパー」という単語に対しては、「質素な夕食」というイメージをぼんやりと持っていましたが、そういう使い分けが存在していたとは知りませんでした。

 最近は「昼食をしっかり取って、すぐに寝ることになる夕食は少なめに」というのが健康のために良いという風潮があるようですから、そのうち昼食が「ディナー」、夕食が「サパー」と呼ばれるのが一般的になる日が来たりして!?(ヤマモー)

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