松江の小さな古本屋「冬營舎」に行ってみると、先日まで開催されていた写真展が終わっていたのでした。

　素敵な写真が並んでいた白い壁が、無防備な感じで、空白になっているのです。
　その時、「即興引用残し」という新しい遊びを思いつきました。おなじみ「即興引用遊び」の姉妹編です。
　冬營舎に行けば誰でもゆっくりと参加できて、静かに進行していく遊びですよ。

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​【遊び方】

1. 最初の参加者が、店内の古本から一文（句点「。」で区切られた文章）を引用して、紙に書き出します。

2. その引用に「①」と添え、紙の裏に書名と著者名を書いたら、壁に貼ります。

3. ２番目の参加者は、あなたかもしれません。壁にある引用「①」を読んで、何か続けたくなったら、 好みの古本から一文を引用して、紙に書き出します。

4. その引用に「②」と添え、紙の裏に書名と著者名を書いて、壁に貼ります。

5. ３番目の参加者は、あなたかも……。以下、同様に繰り返して、番号が「⑦」になるまで続けます。

6. 番号が「⑦」になったらしばらく放置し、その後、紙を取り除いて、また1. から始めてもいいでしょう。